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2026年7月

家計・節約のこと

変動するパート収入だから、私は自分に「手取り20万円」を払っている|50代おひとりさまの家計管理

私の家計管理は、とてもシンプルです。手取りで月20万円、固定

でも実は、私の収入は固定ではありません。パート勤めなので、働いた日数によって、月々のお給料は変動します。多い月もあれば、少ない月もある。

だから、決めました。私が、私に手取り20万円を払うことにしたのです。税金や社会保険料を引いたあとの、手取りでの換算です。

変動する収入の波を、毎月おなじ枠(自分手取り20万円)が受け止める図解イラスト

▲ 波は「枠」が受け止める。だから、心は揺れない。

ちなみに、この「手取り20万円」という数字。50代のパート収入として、世間の平均より多いわけではありません。むしろ、少ないほうだと思います。医療職というと「お給料がいいんでしょう」と思われがちですが、現場の実感は逆で——物価高の記事にも書いたとおり、実際は、思ったよりずっと、つつましい世界です。

でも、だからこそ、この話を書いています。特別な収入がなくても、「枠」と「順番」しだいで、家計は整えられる。それを、実例でお見せしたいのです。

「自分月給制」のしくみ

やり方は、むずかしくありません。

実際の収入がいくらだったかにかかわらず、毎月の生活は「20万円の枠」の中でやりくりする。それだけです。収入が多かった月も、浮かれて使わない。少なかった月も、慌てない。使っていいのは、いつも同じ20万円。

まるで、自分が自分の雇い主になって、月俸制のお給料を払っているような感覚です。

これの何がいいかというと——心が揺れなくなるんです。

変動する収入をそのまま眺めていると、多い月は気が大きくなり、少ない月は不安になる。金額と一緒に、気持ちまで上下してしまいます。でも「自分月給」を挟むと、収入の波は、私の暮らしに直接は届きません。波を受け止めるのは「枠」であって、私の心ではない。この安心感は、やってみて初めてわかりました。

家計簿も、金額ではなく割合(%)で管理しています。枠が固定だと、割合の管理もぐっとラクになります。

枠の中身:実は、NISAも入っています

そして、この「手取り20万円」の枠の中には、生活費だけでなく、NISAの積み立て 月7万円も入っています。

順番が、大事です。月の初めに、先に7万円を投資に回す。残りで暮らす。「余ったら投資しよう」では、たぶん一生、余りません。先に取り分けて、残りを生活の枠にする——これも「自分月給制」の一部です。

もちろん、これができるのは、土台を先に作ったからです。

  • 生活防衛資金として、生活費の1年分を現金で確保してあります。投資は、この「守り」ができてから——が、私の順番でした
  • 旅行の費用は、貯まったら別枠に取り分けて、生活費とは混ぜません(だから旅先で、罪悪感なく使えます)
  • そして打ち明けると、今のこの安心感には、これまでコツコツ続けてきた投資の積み上げが、大きく効いています。始めたころは手探りでしたが、続けてきてよかったと、今は思います

50代からでも、遅くありません。枠を決めて、先に取り分ける。それだけで、お金は少しずつ、「働き手」になってくれます。

※投資にはリスクがあります。金額もやり方も、必ずご自身の判断で。この記事は私の一例で、特定の商品をおすすめするものではありません。

本音:私は、ケチです。でも、線は引いている

正直に言います。私は、ケチです。

ブリタで水道水を浄水して、ペットボトルを買わない。灯油代を気にして、シャワーで凍えていた冬もありました。節約のことは、たぶん人より考えているほうだと思います。

でも——引いている線があります

たとえば、公共の場所の水を汲んで帰るようなことは、しません。無料のものをかき集めるような節約は、しない。どんなにケチでも、「それをやったら、自分が惨めになる」という一線は越えないと決めています。

節約は、暮らしを守るためのもの。自分の尊厳を削ってまでやるものではない——そう思っています。

本音その2:失敗も、しばしばです

「節約上手なんですね」と言われると、ちょっと苦笑いします。

節約癖があるので、買い物のたびに、いろいろ考えます。どっちが得か、今買うべきか、待つべきか。……なのに、失敗するんです。しばしば。

安いと思って買ったものが割高だったり、セールで買った服が超絶似合わなかったり、「得したつもり」が結果的に無駄遣いになっていたり。考えたのに、間違える。節約歴だけは長いのに、です(笑)。

それでも、「考える過程」が好き

でも最近、気づいたことがあります。

私はたぶん、節約の「結果」と同じくらい、「考える過程」が好きなんです。

どっちが得かなと比べて、あれこれ調べて、「よし、こっちだ」と決める。当たれば嬉しいし、外れたら「なるほど、そうきたか」と思う。まるでゲームの攻略みたいなもので、この考える時間そのものが、けっこう楽しい。

そして、ここで「自分月給制」が効いてきます。失敗しても、枠の中の話なんです。20万円の枠と、割合の範囲内でやっている限り、多少のしくじりは家計を壊しません。枠があるから、安心して考えて、安心して失敗できる。

節約は、我慢比べではなくて、枠の中の知恵くらべ。そう思えるようになってから、お金とのつきあいが、少しやわらかくなりました。

まとめ:枠を決めると、自由になれる

逆説みたいですが、本当です。「手取り20万円」と枠を決めたら、その中では自由になれました。

  • 収入が変動しても、心は揺れない
  • ケチでも、越えない線を決めておく
  • 失敗しても、枠の中なら「授業料」
  • 考える過程を、楽しんだもの勝ち

変動する収入に悩んでいる方(パートの方、フリーランスの方、これから年金生活の方も)に、この「自分月給制」、ひとつの参考になればうれしいです。

あわせて読みたい → 50代おひとりさまの家計簿、割合で全公開節約グセがつきすぎた私が、「使っていいお金」に気づくまで

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