2026年6月
(更新:2026年7月)
健康・検査のことニューバランス996と574を50代が履き比べ|外反母趾・内反小趾・むくみにやさしいのはどっち?
・外反母趾・内反小趾(小指が当たる)・むくみが気になるなら → 574(幅広・丸いつま先で、小指がまったく当たりません)
・きれいめに履きたい・軽さ重視なら → 996(細身でスマート。ただし小指は当たります)
理由と履き比べの詳細は、このあと順番に書いていきます。
見た目はそっくり。でも、履くと別物でした
ニューバランスの996と574。
並べると「どっちがどっち?」というくらい似ています。 私も最初は「色違いみたいなもんでしょ」と思っていました。
でも、両方を実際に履いてみて、考えが変わりました。 この2足、出自も中身も、けっこう正反対なんです。
そしてもうひとつ。 50代になった私の足には、若い頃には気づかなかった「相性」がありました。 夕方のむくみ、幅のきつさ、指の付け根の痛み――こういう悩みがあると、スニーカー選びの基準がガラッと変わるんですよね。
今回は、ファッション目線でも広告目線でもなく、 「50代の足で、毎日履いたらどうだったか」という一点に絞って書きます。
50代の足、何が変わったか
じつは、自分の足の写真をネットに載せるのは、けっこう恥ずかしいです。 それでも、同じ悩みの方に届くならと思って、恥ずかしさを忍んで公開します。
まず前提として、私の足の現状を書いておきます。 (同じ世代の方なら、たぶん「あるある」と頷いてもらえるはず)
- 夕方になると足がむくんで、朝はちょうどよかった靴がきつくなる
- 横幅が昔より広がった気がする。細身の靴だと小指が当たる
- 指の付け根(外反母趾ぎみ)が、硬い靴だと地味に痛い
- 何より、足が疲れやすくなった。クッションの良し悪しが如実にわかる
仕事柄、足のむくみを見る機会も多いのですが、 「他人の足には詳しいのに、自分の足はおざなり」だったなと反省しています。
足の血管の話でいうと、夕方のむくみや、足にうっすら浮き出る細い血管が気になる方もいるかもしれません。下肢静脈エコーをしてきた立場から、足のクモの巣状静脈瘤と血栓の違いという記事にも、受診の目安をまとめています。気になる方は、そちらもどうぞ。
じつは「足の形は50歳から変わる」そうです
調べてみて、なるほどと思いました。 年齢が上がると、足の形は変わりやすくなるそうです。とくに足の幅が広くなる傾向があるのだとか。 理由は、足の裏のアーチ(土踏まずのカーブ)を支える力が、加齢で少しずつ弱まること。アーチが崩れると、前のほう(指の付け根あたり)に体重がかかりやすくなって、足が横に広がっていくのだそうです。
変わりやすいのは、こんなところ。
- 足の幅が広がる … アーチを支える力が弱まり、足囲が太くなりやすい
- 親指の付け根が目立ってくる … 外反母趾のような変化が起きやすくなる
- 小指側も変化しやすい … 小指が外側へ曲がる(内反小趾)ことも
- 左右差が出やすくなる … 年齢とともに、左右の足の大きさの差が広がることも
(参考:アシックスの足に関する解説より)
「気のせいかな」と思っていた私の足の変化は、ちゃんと理由のあることだったんですね。 そう知ると、無理に細い靴に合わせるより、今の足に合う靴を選んであげようという気持ちになりました。
この悩みを軸に、996と574を採点していきます。
革靴480gから、216gへ。乗り換えた理由
以前はドクターマーチンや革靴を愛用していました。でも量ってみたら、マーチンは片足約480g。いまの996は約216g(574は約266g)——半分以下です。重くて硬い靴で指の付け根が痛くなり、脱いだ瞬間に「ホッ」とする自分に気づいて、乗り換えを決めました。見た目もラクさも諦めたくない50代の足が、たどり着いたのがこの2足です。
996と574の違いを、ざっくり整理
履き心地の話に入る前に、2足の素性をざっくり整理します。 (ここを知っておくと、後の感想が腑に落ちます)
| くらべるポイント | 996 | 574 |
|---|---|---|
| もとの用途 | ランニング系の流れを汲むモデル | もともとは悪路用に作られたモデル |
| シルエット | 細身でスマート | つま先に丸み、ボリュームあり |
| 履いた感触 | 足にすっと沿う。ピッタリでも締めつけ感は少ない | 幅広・甲高で、足にゆとりがある |
| 幅・むくみ | 細身なので、夕方はやや窮屈に感じることも | ゆとりがあり、むくむ日でもラク |
| 外反母趾・指の付け根 | 細身ゆえ、付け根が当たる日がある | 当たりにくく、痛みが出にくい |
| 内反小趾・小指側 | フィットする分、小指は当たる | まったく当たらない |
| 重さ(片足) | 約216g と軽い | 約266g。996より少し重め |
| 長時間の疲れ | 軽くて快適。ただし長く歩くと足の負担を感じやすい | 一日中歩いても痛くなりにくい |
| 向いている服 | きれいめにも合う・大人っぽい | カジュアル・普段着向き |
| 向いている道 | 舗装路でスマートに | でこぼこ道でもどっしり |
ひとことで言うと、 996は「スマートで軽い優等生」、574は「タフで安定感のある相棒」。 似ているのは見た目だけ、という感じです。 ここからは、この表の中身を私の足で確かめた話を書いていきます。
996を50代の足で履いてみた
履いた第一印象は、「お、細い」。 996は全体的に細身で、足をすっと包んでくれるフィット感があります。
実は、履く前は「細い=きつい」を心配していました。 でも、これが嬉しい誤算。 結構ピッタリなのに、締めつけられる感じはないんです。 キツいというより、足の形に沿ってくる感覚、と言ったほうが近いかもしれません。
そしてもうひとつ気に入ったのが、見た目。 色を選べば、きれいめの服にもちゃんと馴染みます。 スニーカーって油断するとカジュアルに寄りすぎるんですが、996は「ちゃんとした場所」にも履いていける。 これは50代としては、地味にありがたいポイントでした。
ただし、正直に書きます。フィットが良いぶん、小指は当たります。私は内反小趾ぎみなのですが、996では小指の付け根が靴に触れるのがわかります。短時間なら平気でも、内反小趾で小指の痛みに悩んでいる方には、996はおすすめしません。
わたしが買ったのは、このお店の996です 色は違いますが(記事の写真は白、わたしが買ったのはグレー)、こちらのお店で購入しました。セール中に買うとお得です。
574を50代の足で履いてみた
996のあとに履くと、違いは一目瞭然でした。
※574はサイズをcmで選べます(男女兼用の表記で販売されています)。
574は見るからに幅広で、甲高、そして全体に丸みがあります。 996のシュッとした細身とは正反対で、足にゆとりのある作りです。
そして、この「ゆとり」こそが、50代の足にはありがたい。 年齢が上がると、足って変わるんですよね。 幅が広くなって、親指の付け根が目立ってくる。なんなら、左右で形が違う気さえします。 そういう"今の足"には、574のおおらかな作りがぴったりでした。
そして、内反小趾で検索してたどり着いた方へ、いちばん大事なことを。574は、小指がまったく当たりません。内反小趾ぎみの私の足でも、長く歩いても小指は大丈夫でした。つま先に丸みがあって幅も広いので、小指のスペースがちゃんとあるんです。
何より感動したのが、長時間履いても痛くならないこと。 これは、いちばん大きかったポイントです。 一日中歩き回っても、夕方に「早く脱ぎたい」とならない。 足の幅や付け根を気にせずに過ごせるって、こんなに快適なんだ、と。
見た目はカジュアル寄りなので、きれいめよりは普段着に似合います。 旅行やお出かけで一日中歩く日は、迷わず574を選ぶようになりました。
気になった方はこちらから
サイズと幅(ワイズ)は、どう選んだ?
「574は、サイズを上げたほうがいいの?」——買う前に、私もいちばん迷ったのがここでした。
結論から言うと、私はサイズアップしませんでした。ふだんのcmサイズで、ちょうどよかったです。574はもともとつま先に丸みがあって、幅にゆとりのある作り。だから大きめにしなくても、夕方むくむ日でも、小指が当たることはありませんでした。「むくみを見込んで大きめに」とよく言われますが、574に関しては、私はその必要を感じませんでした。
もうひとつ、知っておくと選びやすいのが「幅(ワイズ)」です。ニューバランスには、同じサイズでも 2E・4E といった幅の表記があるものがあります。数字が大きいほど、幅広という意味です。「長さは合うのに、横がきつい」という方は、サイズを上げるより、この幅を見直すほうが、しっくりくることがあります。私は574の標準幅で小指が当たらなかったので、そのまま履いています。
- サイズは、ふだんのcmで大丈夫でした(574はゆとりがあるので)
- 横がきつい人は、サイズより「幅(ワイズ)」を見直すとラクなことがあります
- ネットで買うときも、幅の表記を見ておくと、失敗が減ります
試着できるなら、足がむくみやすい夕方に合わせるのがおすすめです。朝ちょうどよくても、夕方にきつくなることがあるからです。
結局、50代の足にやさしいのはどっち?
私の足で採点した結果がこちらです。
| 悩み | 996 | 574 |
|---|---|---|
| 夕方のむくみ・幅 | △ | ◎ |
| 外反母趾・指の付け根 | △ | ◎ |
| 内反小趾・小指の当たり | ✕(当たる) | ◎(当たらない) |
| クッション・疲れにくさ(長時間) | ○ | ◎ |
| 見た目のきれいめ感 | ◎ | ○ |
| カジュアルの馴染みやすさ | ○ | ◎ |
足の悩みへのやさしさで言えば、574に軍配が上がりました。 でも、996には574にはない「きれいめに決まる」良さがあります。 だから私の結論は、どちらか一方ではなく――使い分けです。
きれいめの服でちょっと外出する日は996。 一日中歩く日や、足がむくみやすい日は574。 そんなふうに、その日の予定と足のコンディションで選ぶのが、今のところいちばんしっくりきています。
まとめ:1足選ぶなら、足の悩みで決めていい
似て非なる996と574。 若い頃なら「好きな見た目で選べばいい」で済んだけれど、 50代の足には、見た目だけじゃ決められない事情があります。
- きれいめに履きたい、足の悩みが軽めなら → 996
- 幅・むくみ・外反母趾・内反小趾(小指の当たり)が気になるなら → 574
…というのが、今回履き比べてみた私の本音です。
同じように「足の幅、昔より広がったかも」と感じている方の、 靴選びのヒントになればうれしいです。
よくある質問
Q. 外反母趾でも履けますか? 574は幅広で、指の付け根が当たりにくく、外反母趾ぎみの私でも一日中ラクでした。きれいめ重視の996は、細身のぶん、付け根が当たる日があります。
Q. 内反小趾で、小指が痛みます。どちらがいい? 迷わず574を。小指がまったく当たりません。996はフィットが良いぶん、小指が当たります。小指の痛みで探している方には、574をおすすめします。
Q. 幅広・甲高の足に合うのは? 574です。つま先に丸みがあって、ゆとりのある作りなので、幅広・甲高でも窮屈になりにくいです。
Q. 洗えますか? 手入れは? 私は、コインランドリーに併設の「靴の洗濯機」で、気軽に丸洗いしたことがあります。だいぶ履き込んでいたので思いきって洗ってみたのですが、きれいになりました。一部に革が使われた部分もありましたが、私の場合は、傷んだり型崩れしたりは気になりませんでした。(※革や素材によっては水洗いできないものもあります。心配なときは、目立たない所で試すか、固くしぼった布で拭くのが安心です。)
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